参拝のしかた

鳥居を通るときは一礼をしましょう

鳥居は神社の玄関のようなものです。人のお宅に入るときと同じように一礼します。また、参道は真ん中ではなく端を通ります。真ん中は正中(せいちゅう)と呼ばれ、神様が通る道です。神様のいる本殿の次に尊い場所が正中です。

神職は本殿に近づくほどゆっくりと歩を進めています。また、正中を横切る際は、軽く頭を下げながら進みます。

伊勢神宮の宇治橋は、真ん中に板が敷かれていますが、中伏板といって正中が踏まれないように工夫したものです。

手水舎で清めましょう

手水の作法

洗うのではなく、清めるということです。WASHでもCLEANでもありません。西洋人は浴槽の中で体を洗いますが、日本人は浴槽から出て行います。清めるという意識が根底にあるからでしょうか。

正式な拝礼は二拝二拍手一拝

  1. 拝殿の前についたら、軽くお辞儀をし鈴を鳴らします。
    (神様と対面する前に音を浴びて自分の邪気を祓う意味があります)};
  2. &size(18){ お賽銭を入れます。
    (もとは「初穂」といって、お米を献納していました。自分の命の糧であるお米を捧げることで私欲をすて神様に合う意味があります)
  3. 拝礼の作法

一般には二礼二拍手一礼。正式には二拝二拍手一拝。「拝」とは腰を90度に曲げること。軽い礼ではなく、心を込めて拝をするのが丁寧なお参りになります。

「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」(お祓いください、お清めください、神様のお力によりお守りください、幸せにしてください)と唱えると、お参りの効果が高まるといわれます。

参拝のあとには食事をしましょう

神社のお祭りはお供え物を参列者みんなでいただいて終わります。神様と同じものを食べることで、神様から与えられた「氣」が元の「氣」になって「元氣」になるのです。日頃の個人の参拝はお供え物の代わりにお賽銭で簡略化していますが、参拝後、神社近くの食事処で御飯とお酒をいただき神様との結びつきを強めましょう。おいしいお店とセットで楽しみが増えますね。

お礼参り

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